ゆだぶろ

読了した漫画や小説の感想や考察など記事にしたいと思います。ネタバレ含みます。 昭和の作品から最近のWEB漫画、ミステリー小説からラノベ、映像化された作品など。 また、普段は消防設備をあつかう現場職人として、職人あるあるやまだまだ認知されていない世界なので同時に記事にしていきたいと思います。

八雲さんは餌付けがしたい

 

 

最近はこういった一文をタイトルにするのが流行ってますね。

まぁ一時的なものだと思うし、正直好みではない。

 

が!面白いんすよ。

 

おそらく流行りの最初としては、もしドラこと、「もしも野球部のマネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」あたりが起因なのかなと。

 

その後のラノベからの漫画化、映像化現象は留まるところを知らずといった勢いで、読んでみたら実際面白いものはたくさんあります。

 

昔は、こち亀こと

こちら葛飾区亀有公園前派出所が、漫画タイトルでは最長かと思ってましたが、当時は長文タイトルって流行りませんでしたし。

 

今は主流な勢いです。

 

一時的なものだとしても、昔からの人気作をだらだら続ける流れよりよっぽどいいと思いますが、正直おじさん世代からは敬遠されてしまいがち。長くは続かないでしょう。

 

 

話を戻します。

 

八雲さんは餌付けがしたい

 

八雲さんは餌づけがしたい。 コミック 1-6巻セット
 

は、一人暮らしの未亡人。美人で巨乳の八雲さんがアパートの隣に住む高校生、名門野球部期待の1年生大和くんに餌付け(夕飯を作ってあげる)お話。

 

アラサーの八雲さんとは10歳以上年が離れているとはいえ、年頃の大和くんが意識しないわけがなく。悶々とする回なんかはニヤニヤしてしまいます。

 

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大和くんはその辺には疎い設定で、モテないわけじゃありませんが、部活一筋で感情をあまり表に出せないタイプ。

 

しかしながら八雲さんは可愛すぎる。

少し天然なところも、料理上手なところも巨乳なところも。

 

まさかこの二人がくっつくような流れ?

ないとは言い切れません。

その際、大和くんの純粋ながらも男らしい告白があるのかなぁ…

 

なんとなくはぐらかして、お互いを意識しながらも曖昧なまま、完結してしまいそうな気もしますが、今後の期待値としては非常に高い。

 

なにせ、八雲さんが可愛いのでね。

完結まで見守りたいと思います。

 

東京喰種完結

読了しました。

 

先に言ってしまうと、そんなに好きな作品ではありませんでした。

 

グロいシーンのタッチが激しさだけで、ニュアンスでしか伝わってこなくて、見辛いというかよくわからない。

 

絵は上手いし、フォントのセンスとかすごく良かった。

厨二っぽいキャラ設定も細かく徹底してるところはキャラを絵で判断できないときに役立ったし、瓜とか什造はすごい好き。

 

什造はとくに、かな。この漫画で一番好きなキャラでした。

 

初期で好きだったキャラはウタさん。

ミステリアスな雰囲気でとにかくカッコ良かった!

1作目東京喰種では、ピエロの面を被り、黒幕的な雰囲気を漂わせてますが、結局ラストバトルでも何がしたかったのか、ただの変態だったのかよくわからないですww

 

悪い人ではないようで、実は一番タチ悪いんじゃないかってw

最後やられた描写が雷に撃たれたみたいになってるけど、描写が雑すぎてよくわかりませんw

 

よくわからない人でした

 

 

 

主人公、カネキ ケン。

 

基本的に弱い主人公は好きじゃないんです。

戦闘能力もそうですが、精神的に脆かったり頼りないのは好みません。

最初がそうでも、最終的にめっちゃ強くなるのは好きですが。

 

カネキも最初のナヨナヨしてトーカに蹴られまくってるところと比べると、そりゃ強くなりました。喰種の王と言われるくらいにね。

 

恐らく作中、最強設定だった有馬貴将に勝ったんだから戦闘能力では最強に部類すると思います。

 

なんか中途半端な強さなのよね、カネキくん。

 

たぶんフルボッコで圧倒的な強さを見せつけたのは、1作目のアヤト戦くらいではなかろうか。

 

1作目の鉄拳に出てきそうなオッサンにも負けてたし、Reでリベンジするのかと思ってたら出てこないしw

大体本来はチート級に強くてもいいぐらいの設定は与えられている。有馬戦なんかは勝っても負けても主人公補正感がハンパない。

 

什造に八つ裂きにされたのは吹きましたw

 

 

なーんか弱いんだよね。

最後のラストバトルくらいちゃんとしてほしかったけど、これまた描写が見辛い。

 

 

しかし、キャラ一人ひとりの設定は素晴らしかった。俺はハマらなかったが、カネキ大好きって話もたまに聞く(主に婦女子)。

変態キャラが多いのもいい。

 

普通が少ないのは致命的だったとは思うが、この作品の最大の魅力とも言える。

 

 

7年間の連載、お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

キャプテン~プレイボール

 

 

これは、今の40代くらいの方々からすればどメジャーとも言える野球マンガですねー。

野球マンガといえば、あだち充作品のタッチやH2。
古い作品なら巨人の星ドカベンなど、最近の作品ならメジャーやダイヤのAなどなど。

あげたらキリのないほど、野球マンガはスポーツ漫画の王道!

幅広く人気のあるスポーツですからね!!

夏!甲子園!プロ野球!ビール!

みたいな、夏のおつまみ的な風物詩でもありますな。

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そんな中でこの「キャプテン」
とくに豪速球を投げるわけでもなく、魔球や強力なスラッガーが出てくるわけでもない。
ライバルというのもとくにない。

ただ、ひたすらに努力の積み重ねをしていく異色とも言えるような地味な作品ともいえる。

キャプテンでは、最初の主人公である谷口くんがキャプテンに任命されるところから始まり、以降丸井、イガラシ、近藤へと隅谷中を舞台にキャプテンが受け継がれ主人公も変わっていくというストーリー。

最初のキャプテン、谷口くん。

なんといっても彼ですね!

野球の名門中から転校してきたため、部員たちから只者じゃないと噂される中、本人は気が弱く二軍のベンチだったことを言えずに苦悩する日々。

噂に恥じないために陰で努力を続け、前任のキャプテンから新キャプテンへと任命される。

そのときに本当は二軍でベンチだったこと。
自分がキャプテンなんかとんでもないと暴露するが、前任のキャプテンはこう告げる。

そんなこと、とっくに気がついていた。でもお前は陰の努力して今では青葉のレギュラーにも負けない実力をつけたじゃないか。


気付いていたキャプテン。
努力を認められ、気は弱いが誰よりも努力家である谷口くん。
新キャプテンとして、事実を知った他の部員たちもみんな新キャプテンとして谷口くんを認める。

ここで努力をやめないのが谷口くん!

新キャプテンとして、チームを引っ張るためにとにかく頑張る!
頑張る!
頑張る!

新たに入ってきた一年生エース、イガラシのリリーフのためにやったことないピッチャーまでも、努力で勤めてしまう。

そして、青葉中との特別試合。事実上の全国優勝を懸けた決勝戦

負傷しながらの投球で、ついに青葉を下す!
しかし、頑張りすぎた結果なのか…チームメイトに隠しながら、実は指を骨折していた谷口くん。

ここでキャプテンでの谷口くんの物語は終わり。

舞台は高校、「プレイボール」はその後の谷口くんの物語である。

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指を骨折した谷口くん。

なんと、指が曲がってしまってボールが投げられなくなっていた!!


野球部を外から眺める谷口くん。

おい切ない!切なすぎるぞ!

野球大好きなんだよな。そんな努力の結果が野球できないなんて、あまりにも酷い!


ひょんなことから、サッカー部に誘われた谷口くん。
持ち前の努力と根性!
野球で鍛えた体力と運動神経でサッカー部でもレギュラーとして期待されるあたり、さすがは谷口くん!

だが、野球が忘れられない…


練習の合間に、やはり野球部の練習を見てしまう。

そんな谷口くんを見たサッカー部のキャプテン。


無理矢理谷口くんを引っ張り、野球部のキャプテン田所のとこに連れていく!


頼む!!こいつを野球部に入れてやってくれ!!

指が曲がってボールが投げられない部員なんか、いてもしょうがない。

しかし、それでも野球部に入れてやってくれと必死に頼むサッカー部のキャプテンに気圧され、田所はついに谷口くんの入部を認める。


気の弱い谷口くん。
指が曲がったことで、どうしても自分では言い出せなかったんでしょう。


ついに野球部に入った谷口くん。
ボールを握りしめて、また野球ができると涙を流します。

ここは涙なしには見られなかったシーン。

良かった。
良かったなぁ。谷口くん。

また野球が出来るなぁ。


自分の友達にも先天性で指が曲がっている友人がいるが、体の障害というのは本人にしかわからない苦しみや悩みがあるんだろう。

それを簡単に理解できるなんていえやしないが、俺の大事な友人だ。


俺にはわからない気持ちだが、感情が昂りすぎて涙が止まらなかった。


その後にやはり努力を続け、曲がった指でのバウンド投球など、工夫をこなしながら次々とあみだしていき、ピッチャーまで曲がった指でこなし、フォークボールまで使いこなす。

ホントに努力の塊だ。

そして、手術を受けてついに障害を克服。高校でも2年生ながらもキャプテンになり、弱小だった隅谷高校をシード校まで持ち上げていく。


こんなに好きになったキャラクターは久しぶりだね。